規格の内側から
暮らしの質感へ
CAREER
近距離無線通信は、家電からエネルギーインフラまで暮らしを支える基盤技術です。
Bluetooth · Wi-Fi · Zigbee · Thread · Wi-SUN · ECHONET Lite · Matter ── それぞれの通信規格は標準化団体が仕様を定め、メーカーは自社製品がその仕様に適合していることを試験で確かめ、認証を取得して市場に出します。形式的な手続きではありません。異なるメーカーの製品どうしが安定してつながる「相互接続性」を保証するしくみです。
通信規格が標準化されているからこそ、メーカーはその規格の認証を第三者の試験所へ取りに来ます。認証で確かめるのはふたつです。通信が仕様どおりに行われ、他社の製品と相互に接続できること。そのうえで、製品としての動作が正しく行えること。どこに重心を置くかは規格ごとに違います。この立場で 25 年、私は世界中のメーカーの通信機器を検証し、認証してきました。
エネルギー分野では、送配電事業者のデマンドレスポンス通信プロトコル OpenADR で、評価する側にとどまらず規格そのものの整備と国際標準化(IEC)に関わりました。認証試験を通じて、需給調整市場などの安定運用にも携わっています。
PUBLIC & ACADEMIC
国内標準化委員会 委員
MISSION
近距離無線通信を長く見てきて、いま思うことがあります。Bluetooth も Wi-Fi も Zigbee も、長い時間をかけて育ってきました。そこに Thread と Matter が加わり、メーカーの違う機器が同じ言葉で話せるようになりました。住まいで毎日使い続けるに足る性能と信頼性が、ようやく揃いました。時は熟した、と考えています。
蔵ラボは、こうして揃った通信規格と Home Assistant の上に、住まいを「あとから育てられる家」として組む会社です。家は引き渡した日が完成ではありません。あとから機器を足し、動き方を変えていけるほうが、長く住む家には合っています。そのために、メーカーを問わず機器を選び、家全体をひとつのしくみとして組み、住んだあとの手入れまで引き受けます。
機器も配線も見えるところに出さない ── 意匠と造作のなかに納めることを理想に、工務店や設計事務所と組んで家に入ります。機器が本当につながり、本当に動くかを見きわめてきた基準で、その一つひとつを選びます。